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庭に来る珍しく無い野鳥達

小啄木鳥(コゲラ)

キツツキ目/キツツキ科アカゲラ属

雀位の大きさの日本では一番小さい啄木鳥で、雌の方が雄より大きい。

黒っぽい灰褐色と白のまだら模様で、雄には後頭部に赤い斑が有るが殆ど見えないので判別は容易では無い。

趾は前後2本づつで、器用に木を上り下りする姿は雑木林や都市公園等割と何処でも普通に見られる。

嘴で木を連続して叩くドラミングは他の大きい赤啄木鳥や緑啄木鳥に比べて、小さく短い。

北に住むのは白っぽく、南に行く程黒っぽいが勿論陽焼けの所為では無い😉

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少し気を付けていれば何処でも極普通に見られる。

フルサイズ換算1,200mmで1/40秒の手持ちはかなり厳しいが、ピンボケの理由にはならない。

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頭の後方に少しだけ赤い斑が見えているが、かなり判り難い。

雀位の可愛い啄木鳥で、声が良い訳では無いが飼った事がある。餌は他の鳥達と同じで擂り餌である。

擂り餌とは、乾燥させた魚粉と米糠を鳥に応じた濃度で混ぜ合わせた物を、大根か小松菜を擂り潰した物に水を少し混ぜたのと合わせて練った物で有る。冬は指が冷たくなるし、夏は腐り易いので日に2度遣らなければならないのが厄介だった。

普通、籠飼いの鳥は一生これだけである。鳥に依っては水は与えないが、擂り餌自体かなり水分を含んでいるので特に問題は無いものである。

囀る季節になれば生きたエビズル(葡萄透翅の幼虫)を与えるが、囀ら無い小啄木鳥には与え無かった。

籠の中では2本の止まり木の間を行ったり来たりの繰り返しだが、小啄木鳥は殆ど天井にぶら下がっていた。

​今、思うと可哀想な事をしたものだ。

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