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庭に来る珍しく無い野鳥達

​雀(スズメ)

スズメ目/ハタオリドリ科

瑠璃鶲が還って一月少し・・・何となく寂しくて外へ出掛けてみるが仲々シャッターを押す気になれない。

一番の理由は鳥迄の距離が庭とでは離れ過ぎているので、ファインダー内の鳥が小さくて表情が読めない事に尽きる。

贅沢言っていても仕方無いので天気の良い日に新しく購入した OM SYSTEMのOM-1/Ⅱに150〜400mmを着け、更に2倍テレコンも装着してフルサイズ換算 2,000mm状態でテストしてみる事にした。

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ところで何を撮るかであるが、雀なら何時でも庭に居るし何と言っても野鳥撮影の基本中の基本である。

とは言え個人差や得手不得手もあろうが雀は仲々に厄介な被写体ではある。

機材を用意して、庭の稲科の雑草を食べているのを狙ってみた。

2倍のテレコンを装着すると絞り開放でも F11なので陽射しの良い開けた場所なのが有難い。

1/640 以上の高速なのでブレる事も無く、周りに影響を受けないので発色も正常だしテスト撮影には申し分無い状況である。

レンズの発色に不満は無いが 27吋 のモニターに大きく映すと、実物とは余りの大きさの違いに戸惑って色を決めるのに結構迷って仕舞う。

更に同じ部位の色でも光線状態の違いで微妙に変わって見えるので Photoshop で弄りながら一枚一枚色目を変えては試している。

明るい開けた庭なので何かにピントを引っ張られる事も無く、一発で瞳に合焦して呉れる。

只、結構近距離なので被写体が少しでも動けばファインダーから消えて仕舞い、再び捉えるのが意外に厄介ではある。

​それと近距離の所為でほんの少し動かれただけで大きくブレ易いが、これはどうしようも無い。

餌を頬張りながらも常に頭上に警戒を怠る事は無い。

​我が庭は鷂に目を付けられている様で、結構な頻度で上空を徘徊している。なので、どの鳥も頭上への警戒は怠り無いのである。

それは兎も角マイクロフォーサーズにフルサイズ換算2,000mm を、旧い本国製アルミ Gitzo の一番大きなのと、比較的細い RRS TFC-24MK2 に手製の Neewer 改造サイドマウント・ジンバル雲台を載せてのテストを試みたが結果は思いの外良かったと言えよう。

粗快晴で速いシャッターが切れたので当たり前と言えばそれ迄ではあるが、これ位の画質なら余程の事でも無い限り困る事はあるまいと思われる。

因みに全紙にプリントしてみたが、SONY α1で殆どトリミングしていないのと比べると流石に少し差は付くが、それとて気になる程では無く特に見劣りするとも思え無い。

但し、我が庭でのテスト撮影以上の好条件で野鳥撮影出来る環境は無いと思われるので、そういう意味では参考にはならないであろう。

2024年5月19日記

人間の一番身近に居るけれど、最も近寄り難い野鳥でもある。

それだけ人間の怖さと言うか、危なさを知っているという事でもあろうし、実際その通り人間は厄介で危ない存在であるだろう。

群れる事の多い雀は常に諍いを起こしていて騒々しいが、傍で見ている限りは可愛いものである。

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さして興味が無いので詳しくは観ていないが、比較的無防備になる採餌時も一羽は周りを警戒しているのだろうか?

​鷂が来ても大抵一羽は逃げ遅れるのが居る様に感じるが、その割に捕まるのを見た事は無いので案外強かに振る舞っているのだろう。

秋口には​水浴びすら侭ならなかった幼鳥も・・・

やがて​直ぐに水浴びを覚えると、後はもう日に何度となく浴びる様になる。

​可愛いかった見掛けも徐々に大人びて来て・・・

雀本来の強かさと言うのか、適応能力の広さと言うのか兎に角何でも食べて、何処にでも巣を造り旺盛に繁殖する。

​それでも平均寿命はせいぜい一年と少しだとか。

​それを知ると少しは愛おしくもなるが・・・

​この個体を見ていると愛おしさよりは、強かさが溢れた風貌に圧倒される。

人間の近くに在って、他の個体が近付けないパン屑も彼だけは平気で食べに来る。

​図々しいのだろうか、それとも空腹に耐えられなかったからなのだろうか、それとも見慣れている私だから安心して近寄って来たのだろうか・・・知る術は無いが見上げたものである。

​他の個体は羨ましそうに(私にはそう見えた)見てはいても、人間の近くに在るパン屑には絶対に近寄らないのは受け継いだDNAの成せる技なのだろうか?

​外観からして明らかに他の個体とは違うオーラを感じるのは私だけだろうか?

結構多くの雀を幼鳥から観続けて来たが、この二つの若い個体もやがて彼の如くに成る様な気がする。

可愛い個体を写すのも楽しいけれど、この様に迫力に富む個体を写すのも仲々に面白いものである。

小さい小鳥だから少し離れれば皆可愛く見えるが、近寄って写すと仲々どうして、野鳥の肖像写真だと思って

確り丁寧に写している。

兎に角実物よりかなり大きくして観ているので、肉眼では判らない色々な事が判ってそれはそれは面白くて止められ無い。

2024年2月26日記

年​この時期になると微笑ましい光景が見られる。

そして雛の為に与える餌を、少しでも食べ易い様にと一際小さく切り刻んで遣る事にしている。

数年間の経験上、粟や稗より最も好まれて居そうなのはパン屑だと結論付けられた。

​考えてみれば我が家近辺は全国的にもハイレベルのパン屋、洋菓子屋が犇いている地域でありそれ等の店で買ったパンの切れ端だから不味い訳は無いだろう・・・と言うのは単なる思い込みかな?

​ま、何にしても彼等が好んで食べているのは事実だし、成る可く好む物を与える事にしている。

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どうかすると​身体は親より大きそうであるが、せいぜい二週間もすれば親離れしてしまって生涯会う機会が無い可能性すら・・・なのでこの時期は目一杯い​甘えるのだろうと思っている。

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一羽​に遣れば、もう一羽も黙ってはいない。

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我が家の庭でどれ程の種類の雛が、どれ程の数巣立って採餌しているのやら調べる術は無いがかなりの数には間違い無かろう。

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右の雛はこの親の子ではなさそうだし、育児放棄されていて親から餌を貰えない。

なので普段は大抵は一羽でポツンと寂しそうにしている。

​だからと言って虐められる訳では無いが、遊んで貰える訳でも無さそうだ。

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当然​発育も遅く体格も劣っているいて、何と無く弱々しそうに見えるがそれでも何時も元気に一羽で採餌している。

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明確に​小振りだし、頭頂の色も少し違うが虐められていないのがせめてもの救いではある。

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徐々にではあるが​確実に成長している。

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ここ​迄育てば大丈夫、やがて見分けが付かなくなるだろう!

日本人にとって一番身近な野鳥が雀だと言う事に異論はあるまい。

それは扨措き、近年雀は世界中で急速に減少しているそうな。

日本に限れば1990年から20年間で半減したとされている。

ロンドンでは1996年からの10年間で60%も減少したといわれている。

理由は色々あり、各種公害、餌の減少、営巣環境の変化(昔ながらの瓦屋根が減り、雀口が無くなった)等が主なものであろう。

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ところで雀の大雑把な姿形は誰でも知っているが、では詳しく知っているかと言われれば案外知らないものである。

遠くから眺めるぶんには可愛く見えるが、近くで詳しく観察すると必ずしもそうとは言え無い。

雀に抱いている可愛く、良いイメージを壊して申し訳ないが顔の大写しを観て判断して頂ければ良かろうか。

結構陰険そうな目付きをしているし、何羽か集まって採餌している時には諍いが絶えないものである。

勿論可愛いく微笑ましい場面も目にする機会は多いし、それが楽しみで餌を与えているのである。

凍った睡蓮鉢に何羽も集まって、氷の割れ目から滲み出たほんの少しの水で行水する様は本当に可愛かった。

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桜の頃には蕾を食べたり、蜜を吸ったりもしている。

雛と雖も秋には殆ど一人前になり、早くに孵化したのは親と区別が付か無くなっている。

​庭へ来る回数も減るが、寒くなると又餌を求めて遣って来る。

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何羽も来ている内には何かしら特徴があって識別出来るのも居る。良く観ていると日に日に逞しくなって行くのが判り楽しみである。

しかし或る程度大きくなると、或る日を境に見分けが付かなくなって仕舞うものである。

そうなると寂しいけれど、その個体も単なる雀という事になってしまう。

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