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瑠璃鶲百面相

今期は上手い具合に瑠璃鶲の比較的若そうな雄が居着いて呉れたので写真は撮り放題。

昨季の尉鶲の雄に比べればナイーヴと言うか、シャイなのか他の鳥が来れば逃げるか或いはジッと大人しくしている有様で、追い払われはしても間違っても他の鳥を追い払ったりはしない。

それに元々が尉鶲程陽気な性格では無いし、木陰を伝い乍出て来るので比較的判り難い。

 

それでも我が庭へ来てから、どの様なコースを辿るのかは凡そ判ったので写真は楽に撮れそうである。

間違っても昨季の尉鶲みたいに撮影機材や椅子に止まったりはしないだろう。

 

ブラインドを張って5〜6mから撮り始めたが、思ったより早くブラインドは不要になった。

しかし乍Zuiko 300mmの最短撮影距離(1,4m)近辺では流石に警戒して、近くへは来無いのでブラインドを張って写している。

ブラインドから突き出たレンズの先のフードは迷彩布で覆っているが、果たしてどれ程の効果があるのやら無いのやら?

 

α6600+600mm+2倍テレコンのフルサイズ換算1,800mmが今迄で一番長かったが、150~400mmだと内蔵テレコン+2倍テレコンで何とフルサイズ換算2,000mmだ。

しかも最短撮影距離は0,1m短くなって1,3mとなり、その場合の最大撮影倍率は何と1,43倍であるらしいから正に超望遠マクロである。

その時、フードの先端から被写体迄は90cmと離れてはいない。

 

言う迄も無かろうが鳥はジッとしている事は殆ど無く、チョロチョロと小刻みに動きその都度画面から消えてしまう。

勿論カメラを振って鳥を追うが、400mm 位だと慣れなければ画面内に収める事自体が結構厄介だし、そもそも1,000mmだと顔が画面内に収まり切らない。

 

しかし、苦労して撮った画像を観れば双眼鏡では判らなかった事が色々判って面白いし、良い勉強にもなる。

そんなこんなで撮り溜めた瑠璃鶲の貌を百枚位並べてみよう。

全て同じ個体なのに角度や光線状態でかなり違って見えるものである。

同じ個体なのに少し条件が違うだけでこんなんにも違ってみえるのである。

顔だけを大きく写すのは或る意味能が無いかもしれないが、其れ迄気付け無かった色々な事が判って興味深いものがある。

日に依ってダニが付いていたり、又付いて無かったりもするし、羽毛の状態も結構微妙だが違うものである。

この歳になって今更研究しようとは思わ無いが、もっと体力に自信があれば何箇所もで何羽もの雄を写して比較するのも面白そうだ。

瑠璃鶲にしても、尉鶲にしても縄張り意識が強いから基本的には一羽しか来ないが山雀や目白は何十羽も来ているので比較する気は無くても結果的にはファインダー越しに比較している。

何気無く見ていると然程区別は付かないが毎日観ていると結構個体差が判るものである。

個体差とは何も外観だけでは無くて性格や癖も仲々に面白いなと思わせられる事がある。

一羽しか来ない瑠璃鶲でそれを確認するのは無理だし、色々な処へ出掛けてと言うのも特にコロナ禍の今は避けたい。

今、欲しいのは兎に角撮影機材を担いで動ける体力であるが、残念乍これは諦めるしか無い。

顔を大きく写す上で厄介なのは何処に合焦させるかである。

勿論、基本は目頭〜眼球だとしても何せこの距離ではMFでピント・リングを回すと鳥が逃げるのでAFに頼らざるを得ない。

AFの場合、当然合焦範囲を示す枠を目に持って行くが果たして目の(と言うより枠の)どの辺に合焦させてくれるのか迄は判らない。

拡大して確認すると結構思わぬ処に合焦されているのである。

詰まり、AFの場合細かい合焦位置迄は指定出来ず、カメラ任せにせざるを得ないのが欠点と言えるだろう。

単純にはAFの方が便利ではあるが、これ位大きく写すと合焦位置の少しのズレは致命的ですらある。

なので、MFではあっても手元の釦操作でフォーカシングして合焦出来ると有難いが、そんな機構は作っては呉無いだろうな?

​結局のところ今、目の前にある機材を遣う以外方法は無いから、それに慣れて使い熟すより無さそうだ。

野鳥にダニは付き物である。我が庭で観ている限りに於いては圧倒的に山雀が多く付けていて、意外にも目白

に付いているのは未だ観た事が無いのは何故だろう?

確かに目白は綺麗好きの様で、毎日夕方になると水浴びしてから帰って行く番が居る。

だからと言って水浴び位で簡単にダニが落ちるとも思えないが、どうなのだろうか?

この個体も普通にダニを付けてはいるが何故か何時も右側で、左側に付けているのを見た事は無い。

最初は小さいダニもやがて血を吸って、大きく硬くなる。そんなのが時には数匹も付いているのだから結構大きな被害を被っている事だろう。

聴いた話では、やがてダニは目の中へ入って失明する事があるとか?

何匹も付けているのを見ると、捕まえてダニを駆除して遣ろうかと思うが​直ぐ又何処かで拾って来るだろうから無意味にも思うし・・・ま、自然に任せておくのがいいだろう。

それにしても機材の大幅な進歩のお陰で割と簡単に野鳥の写真が撮れる時代になったのには感無量である。

昔は感度が高いと言ってもKodak Try-XのASA400が一般的な高感度フィルムの代表的存在だった。

カラーフィルムだと発色の良いトランスパレンシーのKodachorome 25は文字通りASA25、これで野鳥を撮れと言われてもなー・・・しかし当時はそれしか無かったのだから先駆者達は其れ等を使わざるを得なかったから​、暗い場所や巣の写真は殆ど全てが発光器具の力を借りていた。

最後の20枚が全て右向きになってしまったのは偶々の結果である。

​良く写す場所の諸々の条件がそうさせたのであって、決して意識的では無い。

​それにしても殆ど同じ様な写真の羅列になってしまった。

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