BIRD-CAFE
野鳥天国
庭に来る珍しく無い野 鳥達
目白/2
暖冬だ、暖冬だと言われていたが三月後半になって急に寒くなり、結局桜は例年より遅くなった。

桜の蕾が膨らんで来たのにこの有様である。
雪が積もると虫を獲る鳥は大変だろう。目白はその点かなり色々な物を食べているから、さして影響は無いのかな?

春の雪故少々積もっても陽射しさえあれば直ぐに溶ける。
雪を被って花弁が撓っとしていたブルーデージーも直ぐ元に戻った。
ところでこの目白は花粉を求めて来たのか、それとも花に来た虫が目的なのだろうか?

どの鳥もそうだがお気に入りの枝に止まって餌の品定めと言うのか、兎に角確り観察している。
と同時に鷂他の天敵に対する警戒も勿論怠り無い。で無いと餌どころか自分が餌になって仕舞うのであるのだから!
とは言え我が家の庭で産まれ育った個体は目白も雀も私に対する警戒心が幾分鈍い様に感じるが、考え過ぎだろうか?
他のは近付いては来ないし、少しでも近付くと直ぐに逃げるが彼等は近付いても来るし、近付いても然程逃げはしない。
巣立った直ぐの頃から何度もカメラを向けられて慣れっこになったのだろうか?




今期は暖かい所為か営巣準備が早い様に感じる。
柄長はかなり早くから巣材を集めていたし、山雀も例年より早くにペアが出来上がっていた。
勿論目白もそうだが、例年の様に取っ組み合いの喧嘩は余り見掛けなかった。


桜と桃を花瓶に活けて庭へ置くと直ぐに来て花粉を舐めたり、虫を啄んだりしている。
庭で産まれ育った個体は多分庭の何処かで営巣して、子育てしている筈だ。
庭の彼方此方に巣を見掛けるから、そういうのが我が庭で何代も続いている事だろう。



植えた山桜も自生の山桜もそろそろ満開だし、三葉躑躅もかなり咲き出して来た。
他にも椿には鵯と目白が群がっている。これからは餌に困る事無く産卵から育雛へと進み、やがて又可愛い雛が見られる事だろう。
2024年4月8日記
暖冬で何もかもが早めなのか、我が庭の山茶花も例年より早くに終わりそうである。
とは言え未だ未だ花も多く、色々な鳥達が蜜を求めて通っている。
一番多いのは矢張り目白で例年通り何羽もが花に群がっては、次から次えと蜜を求めて翔び交っている。

夢中で蜜を吸っている様でも目白も確り此方の動きを観察している。


葉陰に隠れる様にしてジッと此方を観ている。

当然嘴周りは花粉塗れ。
勿論山茶花の蜜以外にも色々な餌を獲ってはいる。



幾ら寒くても何かしら餌はある様で、苔の下や木の皮の裏側他色々な処で餌を見付けては獲っている。

例年だと鵯、磯鵯、白腹等が西洋柊の真っ赤な実を食べ尽くすのだが、何故か今期は実を落としはしても殆ど
食べてはいない。
瑠璃鶲も目白も大き過ぎるのか西洋柊の実を食べているのを見た事は無い。
食べないかなとカメラを構えて待っていたら目白の脱糞シーンが撮れた。



冬場は兎も角、夏には何か昆虫が目白の糞を食べていたのを見た事がある。
兎に角自然界は全て上手く回っているのが良く判る。
2024年2月13日記
小さくて、か弱そうなのに矢鱈気が強くて何でも食べて強かに生き抜く目白は酷暑を物ともせず元気に庭を翔び回っている。
春から夏にかけて巣立った雛ももう殆ど親鳥と見分けが付かない程に成長し、大抵の餌を食べられる様になっている。


2023年には2個の巣を見付けたが、確り探せば多分もっと在るものと思われる。
この気の強そうな若雄も我が庭で育った個体に間違いない。そして親は多分3年前に矢張り我が庭から巣立った個体だ。嘴に少し欠けがあるので間違える事は無い。
そうそう以前、ブラインドに入って撮影中の私の横で居眠りした個体だ。


年が変われば先ず蝋梅の蜜を吸う姿が見られるし、楓類の枝の折れた処から溢れ出る樹液も良く吸っている。



春には色々な花を翔び回って餌を探している。
鵯や白腹だと茎が折れるが、目白ならどんなに細いのでも折れる事はなさそうだ。

暑い夏には殆ど見掛けないが、紅葉の季節になると良く水浴びし出す。
それは種類を問わずどの鳥もそうなのは、人間の感覚では計り知れない何かがあるのだろう。


紅葉の頃には未だ未だ昆虫類が多く、目白も木の実より虫を食べる事の方が多そうだ。


12月になるとそろそろ昆虫類が少なくなるので紫式部や鎌柄の実を食べ出す。

酷暑の所為か山茶花の咲き出しが遅かったが、咲けば見逃す筈が無く連日入り浸りである。
庭の山茶花は個人の家の庭木にして割と大きい方で、それが数本あるので兎に角色々な野鳥が遣って来る。

雪の季節には餌が少なくなり野鳥達は大変だろうと思うが、どうしてどうして目白は強かに生きている。
1月末位になると番での喧嘩が始まる。
時にはかなりの大喧嘩になり、血を流したり怪我したりと大変そうだがもしかして相手は兄弟という場合もあるのだろうか?個体毎の特徴を覚えるといっても仲々何羽もは無理なので、流石にそこ迄は判らない。
2024年1月13日
小振りで一見可愛い目白ではあるが、貌を良く観察するとかなり気が強そうな事に気付くであろう。
実際、性格は見掛通り相当激しいものがある。
身体の大きい山雀や雀は言うに及ばず、時には遥かに大きい白腹や鵯にさえ立ち向かって行く事がある。

この個体も仲々に気の強そうな貌である。
諍いも多く、繁殖シーズン直前には餌を摂る時間と諍いの時間が略半々であろうかと思われる。
何番もが山茶花の蜜を始め色々な餌を求めて庭へ出入りしているから諍いも何箇所もで起こる。
実際に取っ組み合うのは勿論雄であり、雌は傍で見守っているのか、或いは嗾けているのか良くは判らない。
取っ組み合いの後、額や喉元他の羽毛が抜けたり、何か粘着性の物質がくっ付いたりして汚らしくなったのを良く見掛ける。
取っ組み合って決着が付くのかと思いきや、どうもそうでは無いらしく同じ番が何度も取っ組み合っているのを見掛けるが、まさか遊んでいる訳では無いだろうに?
因みに私は撮影していて目白から威嚇された事がある。









目白は何羽も飼育したが鳴かせるのが目的だったので、姿形等殆ど興味は無かった。
今にして想えばもっと確り観察しておけば良かったと悔やまれる。
昔から良く囀るのは「腹赤小目白」と言って小振りで腹の赤いのが珍重された様であるが、根拠は定かでは無さそうだ。
夫婦仲が良く、留鳥タイプのは常に一緒に行動している様に見える。
水浴びの後、木陰に仲良く並んで止まってグルーミングしているが何時見ても雄が雌にして遣っているのしか見た事が無い。


















初夏に巣立った雛も山茶花が咲く頃にはもう一人前。年が明けて色々な鳥達が蜜を求めて来る頃には番が成立している様に思えるが、どうなのだろうか?
我が庭でも色々な処で営巣している様だが、場所が悪いと貂や鼬や蛇に襲われて卵は孵らない。
蛇に襲われているのを見た事があるが、どうして遣る事も出来ず手を拱いているだけだった。
巣立っても当分の間雛は自力で餌を確保出来ないから親が与えるのであるが、木ノ実等は目の前にあるのだから自分で採れよと思うが・・・採らないな。
それでも何かの拍子に自分で採ると、後はもう親の世話にならなくとも確り自力で採る様になる。
毎年同じ事の繰り返しではあるが何度見ても飽きる事は無い。

独り立ちした雛はその瞬間から全てを自分で賄わなければならない。
ホンの数時間前迄は親が餌を呉れたし、兄弟姉妹も近くに居たのに或る瞬間を境に全てが変わるのである。
何の容赦も無い厳しい野生の掟はこんなに穉い雌にも同じ条件を突き付けて来る。
下の雄と一緒に巣立ったけれど、果たして何日間一緒に暮らせたのだろうか?

12月にはこんなに逞しくなっていた。

未だ未だ幼さは残るものの穉けなかった雛も秋には殆ど一人前の目白になり、餌を求めて庭へ来る様になる。
そして冬が近くなると山茶花林の宴でパートナーを見付けて次世代へと繋げて行くのだろう。
杉の切り株の上で仁王立ちの雄は仲々勇ましくも有り、可愛くもある。
この兄弟姉妹は確か6羽巣立った筈だが・・・その後も見掛けるのは上の雌と2羽だけになってしまった。