庭鳥の肖像
瑠璃鶲の肖像

「幸せの青い鳥」と呼ばれて人気の瑠璃鶲だが、実際我が家でもこの鳥が1羽来るだけで気持ちが華やぐと言うか、何となく良い気分になる。
この個体で多分3歳半位だと思われるが、野生で3年半生きるのは並大抵ではなかろうから、そういう意味でも仲々貴重ではある。
幸い我が庭には何年間にも渡って居付いて呉れた実績があり、本当に有り難かった。
去年も今年も来はしても、居付いては呉れ無い。
何年も続けて来て呉れている時には然程思わなかったが、今にして思えば本当に有難い事だったと思わずにはおれない。
態々出掛けずとも庭に居ながらにして瑠璃鶲の美しい雄が撮れるなんて、それも手を伸ばせば届く様な距離でである。
今秋には是非とも又来て欲しいものである。

我が家の庭に最初に居付いたのは雌だった。
正確には覚えていないが2019年の晩秋だった様に思う。
それ迄にも瑠璃鶲は雌雄共も何度も来てはいたが、飽く迄立ち寄るだけで居付く事は無かった。
それが、この雌は何を思ったのか、何が気に入ったのか毎朝決まった時間に庭に来る様になった。
この雌が居付いてから少しして尉鶲雄も居付く事になり、顔を合わせる度に追い払われていた。

初めの内は彼方此方を飛び回っていたが、或る程度庭の様子が判ってくると無駄な動きがなくなり、彼女也にお気に入りの餌場を見付けた様だ。
大体毎日同じ順番に枝から枝へと動き回り、一日の大半を我が庭で過ごす様になった。
顔を合わせると尉鶲に追い払われていたが、何処かへ隠れて尉鶲が居なくなると又現れるというのを何度も見た。

瑠璃鶲は雄も雌も青く美しい尾羽で、一般的にバフ色の個体は雌タイプと呼ばれる。
若い雄も1年位迄は雌と区別の付き難い色であるが、夏を過ぎるとバフ色は残っているがハッキリ雄と判る色合いになる。


富士山の奥庭で写した生後1年の個体。
これなら雌と見間違う事は無いだろうが、翼の瑠璃色がなければ雌に見えるかも?



全て同じ個体であるが角度次第で結構違って見えるものである。


因みに雄と雖も1歳半だとこの程度にバフ色が残っていて、美しいとは言い難い。
眼瞼輪の左側に付いたダニが沢山血を吸って大きく膨らんでいる。
この頃は瑠璃鶲が毎年居付いて呉れるものだと思っていて、このバフ色の残った雄は然程写してはいなかったが、今から思えば勿体無い事をしたものだ。