BIRD-CAFE
野鳥天国
野鳥撮影機材
INNOREL 三脚雲台
私にとってINNOREL H90の最大の欠点はクイックリリースクランプがManfrottoタイプだという事である。
詰り、使う時は毎回レンズフットにManfrottoタイプのクイックリリースプレートを履かせなければならない。
高々螺子2本を捻じ込むだけと言う勿れ、位置も考慮しながらなので結構面倒である。
で、逆の発想でManfrottoタイプのクイックリリースプレートにアルカスイス互換のクイックリリースクランプKirk QRC-4,2を載せたのをH90に装着した。
これなら少し重くはなるが、アルカスイス互換タイプのレンズフットを其の儘載せる事が出来て便利である。
今回は取り敢えずこうしたが、本当はSTUDIO Jinに依頼してSachtler FSB8にして貰った様にクイックリリースプレート自体をアルカスイス互換のに乗せ替えたいと思っている。
費用はH90を新く買うより高いだろうが、頗る便利にはなるだろう。唯一の懸念は耐久性で、インストールして直ぐに壊れたら元も子も無いが、中華製品を使う以上それ位の覚悟は必要だろう。さて、どうしたものか?

しかも前以って位置決めしておけば、上の写真の様にバランスする位置へ一発で載せるられる。


レンズフット、クイックリリースクランプ、クイックリリースプレート、雲台の後端を揃えてあるので位置決めは一発で決まる。


仰角はパン棒が引っ掛かるので、少し位置をズラせば更に上向く。


俯角も同じで、少しズラせば殆ど真下迄・・・現実的には有り得ない角度だろう。
しかも、この仰角から俯角迄の間何処でもフリーストップでチルト・ブレーキを掛けずともピタリと止まって呉れる。
これで重さはSachtler FSB8の半分、価格は一割強、設定の手間は粗無し・・・今、一番気に入っている雲台である。
少し重めのチルティングも、滲み出て来る水飴みたいなグリースをパーツ・クリーナーで処理してシリコン・オイルをスプレーしたら良い加減に軽くなって現状何の文句も無しである。
なのでSachtler FSB8とGitzo GT5533LSは早くに手放したが何の憂いも無く、今に至っている。
で、肝腎の撮影結果であるが甲乙付けられないのであるから何をか況んや・・・。
コストパフォーマンスなんて事には全く興味が無いけれど、こんなにも安価なのがこれだけ確り仕事をして呉れているのは嬉しい限りである。
反面、RRSの雲台と三脚はどうも私とは相性が悪そうである。特に三脚のカーボン生地のケバケバしい下品さは、それだけで持つ気が削がれて仕舞いそうである。
立て続けに中華製INNORELの製品を二つ購入した。
義弟が購入した RT90C と言う三脚が思いの外良さそうだったのと、ヴィデオ雲台H90が今迄のどの雲台と較べても比較になら無い位良い動きをすると言うので、軽い機材で使いたい私はヴィデオ雲台F60をレベリングベースLeofoto LB-60Nと一緒に購入した。因みに価格はF60がLB-60Nの半分位である。
これはパン方向の動きが固い侭のLeofoto BV-10の替わりにと思っての購入なのに、皮肉なものでこの組み合わせを購入した途端BV-10のパン方向の動きが思い通りの軽さになった。
それは兎も角、肝心の操作性であるが特に問題は無いけれど義弟の H90 の様にどの位置でもピタッと止まると言う訳には行か無いが、それは折り込み済みなので気にはなら無い。
クランプがマンフロットとは互換性があるが、これがアルカスイス互換ならと思わずにはおれない。
仕方ないので付属のプレートにKirkのクイックリリース・クランプQRC-4,2を付けてみた。少し重くなるが利便性重視である。
しかしこの組み合わせだとQRC-4,2のノブを左側にしないと、雲台のロックレバーと干渉して使えないのでINPONのクイックリリース・クランプに載せ替えた。

この写真のクイックリリース・クランプはKirk QRC-4,2である。

Leofoto BV-10よりは大きく重く、少し中途半端な感じはするが割と何れにでも使えそうではある。
しかし何れにでも使えそうなのより、これにならピッタリと言える方が有難い。
元はと言えばLeofoto LS-324Cに載せる予定であったが BV-10のパン方向の動きが軽くなったので、この雲台はGitzo GT3533LSにLeofoto LB-60Nと共に載せて使う事にしようと思う。
メーカー発表の耐荷重は10kgであるが、これだと普通に使うどんな機材でも大丈夫と言う事になる。
現実的に安心して載せられるのは半分の5kgが良いところだろうか?。
しかし、ものは試しとα7R4+600mm/4にSachtler FSB8に付いていたプレートを履かせて載せてみた。
Sachtler FSB8に載せた時の様な安心感は無いけれど、特に不安に感じる程でも無く軽さ優先時なら十分使えそうである。
それよりも義弟の買ったINNOREL H90がNikon D600+Tamron 150~600mm+Velbon SPT-2で理想的な動きをすると言うのを聴くと、ツイ其方に目が向いてしまう。
もしかしてSony α9+600mmで同じ様に動いて呉れるのなら買わなきゃ。
三脚と雲台の組み合わせが一つで全て賄えれば言う事は無いが、サイズや重量の差が大きい機材だと仲々そういう訳にも行か無いし、出掛ける場所に依っても機材は換えるし、更には買う楽しみもあるし・・・趣味なのだから楽しまなきゃ。
少し前に購入したINNOREL RT90C、そもそも撮影現場では未だ使っていないのだが弄ってみた限りでは思いの外良さそうだったので、又々INNORELの三脚ST344Cとジンバル雲台CH6を義弟と二人で同じ物を2点ずつ購入し、私は更にヴィデオ雲台H90も購入した。
ST344CはGitzoのシスティマティックGT4543LSに相当し、スペックも略似た様なものである。
一脚としても使用出来る事はどうでも良かったというより、寧ろそうで無い方が良かったけれど何より軽い事が一番の購入理由である。
重量に関して言えば、GT4543LSや一クラス下のGT3533LSにレベリングベースGSLVLS を装着したのより更に約500g軽いのは有難い。
価格に関して言えば勿論安いに越した事は無いが、それより求める機能を確り果たして呉れる事が第一であるのは言う迄も無い。
最近は何かに付けて直ぐコストパフォーマンスが良いとか悪いとかいう表現を見聞きするが、所詮その価格にしては良いとかマシだと言うだけの事でしか無い。要は自分の求める機能を満たして呉れば良いのであってコストパフォーマンスが幾ら良かろうが求める機能を満たして呉れなければ、そんな商品は私には無価値に等しいから、新型のLeicaと同じで遣ると言われても要らない。
因みに今回購入したINNOREL ST344Cは税込で約28,000円、一方 GitzoシスティマティックGT4543LS は税込で約140,000円と価格差112,000円、何と5分の1である。
コストパフォーマンスを気にしないのなら何故安い中華製を買ったのかと言う事にもなろうが、前回購入した RT90C が仲々良さそうな事と ST344C の軽さと、そして何よりハーフボール・アダプターを使用する際にもリュックサックを吊り下げられる構造が気に入ったから購入したのである。
意地が悪い様ではあるが果たしてこの価格差でどの程度使い物になるのか或いはならないのか、そしてどんなトラブルが発生するのか或いは発生しないのかも含めて大いに楽しみでは有る。
この侭何も起こらずスッと使えてしまったらそれはそれで凄い事だし是非そう願いたいけれど、もしそう成れば成ったでGitzoや他の有名メーカーの存在価値はどうなるのやら?
歴史に裏打ちされた安心感、触った時に感じる何とも言えぬ頑丈さ等Gitzoにはそれ也の良さを感じはするがそれでも移動の際の軽さの有難さを思えば以後Gitzoの出番が無くなったのは当然だろう。
以降Gitzo3型は庭撮りの際にしか使った事が無い。
因みにどの様なトラブルが起こるか想像してみた。
三脚で一番起こり易いのはロックナットのギクシャクだろう。砂噛みも結構起こるけれど、これはメーカーの責任では無いので問題外。
Gitzoのとは材質も違うし、少し滑りやすそうだ。それにナットを緩めても脚がスムーズに出て来ないのはこのところの湿気の所為かなとも思うが兎に角使ってみないと判らない。
義弟は脚の開閉の強さを調節しようとしてネジ穴を舐めてしまったらしい。どうもネジの焼締め不足らしいとか?
トッププレートの交換機構はGitzoと同じで問題無し。
センターポールも無いので他に問題は起こりそうに無いが、さてどうなるやら?
世間では有名ブランド品を有り難たがる傾向が強いが、その事自体は勿論素直に理解出来る。しかし、それを自慢気に見せびらかすかの如くに振る舞う輩が大勢居るが何とも貧乏臭い事夥しい。
有名ブランド品が有り難たがられるのは偏に品質が良いからこそであり、その事こそが有り難たがられる唯一の理由である筈なのに、現実にはそのマークの入った商品を持つ事こそがまるでステータスででもあるかの様な情け無い風潮は如何ともし難い。
商品は纏めて義弟の元へ届き、一緒に青葉木菟撮りに出掛ける際に受け取った。
青葉木菟撮りに際して、私は600mm/4を付けたSony α7R4をGitzo GT5533LSにSachtler FSB8を付けたのに載せた。
言う迄も無く青葉木菟は大きな木の高い処に居り、三脚は目一杯伸ばして機材はかなり上に向ける事になる。
そうすると高さ145cmのGitzo GT5533LSでは低過ぎるので腰を屈めてファインダーを覗く事になるが、腰痛持ちにこの姿勢は堪らない。
その点前回購入したRT90Cも、今回のST344Cも高さが160cmあるので少しは楽に写せるだろう。


些細な事の様ではあるが他のハーフボールの底ネジ部分にリュックサックを吊り下げるのは、不可能とは言わないが仲々厄介そうである。その点此れは楽でとても助かる、こういう細かいところに迄気を遣っているのには好感が持てる。
まさか材質が悪くて折れたりしないだろうなという心配も無くはないが!


ジンバル雲台CH6はベース部分が38mmと狭いのが気になった。
どう考えても此れを使うのならトッププレートやハーフボールは直径65mm以上はある物だと思われるが、それならせめてベース部分の直径を60mm以上にしてあれば少しでも安定性が良いのにと、それとパン棒が片側でしか使えないのも惜しい。
それでも何と無く使えそうな気がしたのでエーイ侭よと・・・因みに価格は似た様な性能のLeofoto PG-1の約3分の1でしか無い。
確り肉抜きされていて1,050g(メーカー発表値)と軽いのが有難い。
それにしてもハーフボールとのバランスの悪い事。


パン棒を付けた時仰角に制限があるが、外せば何の問題も無く俯角と共に十分余裕がある。
ヴィデオ雲台H90は既に義弟が購入していて、かなり良さそうなので迷う事無く決めた。
結論としては現在手持ちで一番安定感のある組み合わせがこれである。
もうGitzo GT5533LSとSachtler FSB8の組み合わせを使う気は無くなったので手放した。

ヴィデオ雲台H90+RT90C フラットベース+レベリングベースにすればリュッウサックが吊り下げられる。
余計な物を挟んで安定感は少し犠牲になるが、可搬性の良さとリュッウサックが吊り下げられる利点との兼ね合いをどうするか?
安定性はハーフボールの方が良いけれど、リュックサックを吊り下げられる事と雲台を三脚から外して運び易い事を優先した組み合わせで有る。


チルトブレーキはフリーの侭仰角、俯角共にこの角度迄何処でもフリーストップ、しかもピタリと止まって動か無い。

仕上げも他のメーカー製に較べると結構繊細だ。


今年(2020年)の暑さでは10月迄出番は無いかも知れないが、この素晴らしい動きやバランスには大いに期待している。
機能とは直接関係ないが細部の仕上げもイタリアの超有名メーカーの豪快さとは裏腹に結構繊細に仕上がっている。
只、何しろ現実には使っていないのだから決定的な事は何も言えない。数回も使ったら彼方此方にガタが来ないとも限らないし、ノブやビスが折れたりして作動不能と言う事も無いとは言えまい。
多分、杞憂に終わると信じているが!
写真ではKirkのアルカスイス互換クランプとプレートを履かせてあるが、本来ならこういう物を履かせて重心を上げたくは無いが雲台付きでは重くて可搬性が悪いので仕方が無い。
雲台は三脚から外してリュックサックに入れて運ぶ方が少しでも楽かと・・・となると毎回脱着を繰り返す事になり面倒なのよりネジ山を傷めたく無いのでこの方法を選んだ。
結論を先に書くとINNOREL CH6は雰囲気は良かったが、使い物にはならなかった。
Leofoto PG-1も水平バランス調節が、良く言えば繊細過ぎて使い辛かったので手放した。
Gitzo GT5533LS+Sachtler FSB8もINNOREL RT90C+H90も現状では一応略満足しているが、如何せん重過ぎて遠出にはとても無理だ。
そこで、少しでも軽くと思いINNOREL ST344C+H90で試してみたところ、見掛けのバランスは稍気になるものの600mmを載せても何等問題無い事が判った。
少しでもブレ対策になればとKirkのレンズ・サポートブラケットや木製の受け台をレンズと三脚座の間に挟んでもみた。

この写真では判り難いがレンズと三脚座の間に木製の受け台を挟み、ベルクロテープで緊結してある。
如何程の効果が有るのやら、無いのやら?

これで約1kgの軽量化であるが、それ以外にも少しは持ち運び易い効果もあろう。

上の写真の受け台部分の拡大写真。
見掛けは頗る不細工ではあるが、それ也に効果は有るだろうと思う。
レンズとカメラボディーを緊結するレンズ・サポーターなる商品を色々試し、膨大な枚数の試写もし自分也に色々工夫もしてみたが結論はマウント部分には手を出さないという事で落ち着いた。
其所が大事ならカメラメーカーやレンズメーカーが必ず何等かの方策を講じている筈である。