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山野の鳥達

​三光鳥(サンコウチョウ)

​スズメ目/カササギヒタキ科

日本に似ている鳥は居ないので見誤る事は無いであろう。

特に雄が長い尾羽を優雅に揺らせて翔ぶ様は何とも美しく渓流の流れが緩い水溜りで何度も水浴びしていたのに見惚れた事があるが、その優雅さは別格だだった

嘴や目の周りだけで無く口の中もコバルト色である。

鳴き声の聞き做しも色々言われるが最後の「・・・ホイホイホイ」だけでこの鳥だと直ぐに判る特徴的な鳴き声である。

色々な昆虫類を食べているが、多いのは蛾、蜂、蜘蛛等の様だ。

雄雌が共同作業で作る茶碗状の巣は何故か周りに葉の無い木の股に杉や檜の樹皮を主な材料にし外側はウメノキゴケを蜘蛛の糸で丁寧に貼り付けてある。

良く観察していると、もう出来上がったかと思われても更に嘴で丁寧に何度も何度も蜘蛛の糸を用いてウメノキゴケを貼り付けている。

​それにしても何処で見ても周りに葉の無い木の股なのは何か理由があるのであろうが、素人考えでは葉があれば雨除けになるのにと思う反面、あの長い尾羽が巣に入る邪魔になるからなのかなと・・・。

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ウメノキゴケを咥えて巣に戻った雌。

​昔は京都市内北部の針葉樹と広葉樹の混交林でも良く見た記憶があるが、最近は殆ど針葉樹林でしか見掛け無い。

意外に街中に近い公園等でも見掛けるし、現に大阪城他都市公園にも良く現れているらしい。

​只、そういう場所では繁殖はしていないものと思われる。

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雛もこれ位大きくなると親の餌運びも大変だろう。​兎に角引っ切り無しに餌を運んでいるのを見掛ける。

若雄かな?

​尾が短いから未だ若い雄なのか、それとも抜けたのが伸びかけているのかな?

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Olympus OM-1に150〜400mmを付けていたが、兎に角暗いので思い切ってISO6400を試してみた。

​こんなにノイズが乗るとは思わ無かった。多分、もうISO 6400を試す事は無いだろう。

成雄

Sony 600mm/4をレンズサポーターに緊結し大型三脚に載せて撮影中、急に現れたので慌てて三脚から降ろして手持ちで数枚写した内の1枚である。

重量バランスが良さそうなので少しなら手持ちでも何とかなりそうである。

​写真では明るく見えるが、実際は薄暗い針葉樹林である。

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