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庭鳥の肖像
山雀の肖像


野鳥の中で最も人に懐き易いのは山雀だろう。
初めての場所でも、掌に向日葵の種子を載せて差し出せば食べに来るのは珍しくない。
私自身はもう半世紀以上見掛けないが、昔は寺や神社の境内で開かれる祭礼の際に山雀の御神籤引きがあった。
何がしかの料金を払えば山雀が御神籤を引いて、更にそれを開けて呉れるという仕掛けである。
終われば山雀は駄賃に向日葵の種子を貰えるのである。
私も飼育している時に試してみたが、同じ山雀と雖も個性があり全く受け付けないのもいた。
上手く当て嵌まれば意外と簡単に出来たので、確り仕込めばさして難しくはなさそうに思えた。




毎年何胎かが庭で巣立っている。
以前はよく巣箱を利用していたのだが、最近は殆ど利用しなくなったのには何か理由でもあるのだろうか?


縞蛇が巣立ったばかりの巣箱に入った。
一足違いで助かったが、それを見た親鳥は盛んに警戒音を発していた。
思い当たるとすればこれ位しか無いが、そう言えば目白の巣も縞蛇に襲われて放棄した事があった。




どの鳥も殆どそうだが、巣立ったばかりの頃は親から餌を貰っている。


親と比べると羽の色はかなり淡く、虹彩も褐色味が無くて灰色っぽい。


親から餌を貰っている内は殆ど喧嘩はしないが、自分達で餌を獲る様になると喧嘩が始まる。
時には血を流す程に激しいのもあり、見ていてハラハラする事もある。

紅葉がピークを迎える頃には、もう親と区別が付かない位の色になり兄弟姉妹とも別れて独り立ちする。
その後彼等が顔を合わせる事はあるのだろうか?