BIRD-CAFE
野鳥天国
庭に来る珍しく無い野鳥達
瑠璃 鶲2
今季(2021年春)は桜他色々な花がかなり早く咲いたので当然新緑も早かったが、まさか瑠璃鶲を新緑の中で撮れるとは思いもしなかった。
新緑の中の瑠璃鶲はとても美しく、濃い緑の中で観るのとは違う清潔感に溢れていた。















結局瑠璃鶲の雄は4月20日を最後に姿を見せ無くなった。
それにしても昨年(2020年)の12月12日から4ヶ月と1週間、毎日では無いにしても実に沢山写したものである。
我が庭で写すのであるからして誰憚る事無く好き放題写せるし、何と言ってもフルサイズ換算 2,000mm ものレンズで最短撮影距離1,3m迄寄って写せるのは他では有り得ない事ではなかろうか?
勿論ブラインドに入ってではあるが、当然相手はお見通しで流石にこの距離では少しでもレンズを振ると直ぐに逃げる事が多くて仲々上手く画面内に納められるものでは無い。
鳥が少し動けばレンズは数十度振らねばならないから、雲台はパンもチルトもフリーにして素早い動きに対応している。
撮り方は人夫々だろうが、幾ら機材の手振れ防止機構が優れていようとも私はそれに頼る気は毛頭無く、仕方無い場合以外は必ず三脚に載せている。
そもそも何時現れるか判らない相手を待つのに重い機材を手持ちでなんて無理だし、現れてからカメラを構える様では間に合わないしと、兎に角只々待つ事が一番厄介ではある。
とは言い乍らも最短撮影距離近辺の画像も沢山撮らせて貰えたの有難い事である。
来季も是非我が庭に来て、そして居着いて欲しい。
尉鶲の雄と瑠璃鶲の雄が同時に居着いて呉れないかなと欲張りな事を考えているが、さてどうなる事やら?
それは兎も角この時期にしては結構な量の雨が降り皐月梅や紫陽花の葉が一気に濃くなり、亜米利加采振木と三葉躑躅の花が咲き庭が華やかになって来た。
三葉躑躅の花の前に瑠璃鶲お気に入りのオブジェを置くと案の定直ぐに止まって呉れた。
濃いピンクの花の色に瑠璃色が良く映えて綺麗ではあるが、彼は只餌を獲る為に来ているだけなので仲々此方の思い通りには動いて呉れ無い。それでも何度も出て結構な枚数を撮らせて呉れた












どうやら雌は山へ還った様だが、雄は未だ楽しませて呉れている。しかし、それももう後何日かの事だろう?
もしかしたら明日にも来なくなるかも知れないし、明後日かも知れない。
それでも4ヶ月間も楽しませて呉れた。それに3月半ばからは雌も居付き、交替で楽しませて呉れた。
私も人並みに色々な処へ鳥撮りに行きたかったけれど、コロナ禍に拠る自粛に協力して何処へも鳥撮りに行か無かったが彼等のお陰で楽をして随分沢山撮らせて貰えた。
そんなこんなで雌はテッキリ山へ還ったものだと思っていたら10日に又ヒョコッと現れた。
しかし、この時も小一時間位で何処かへ翔び去った。
一方、雄はその後も毎日現れては楽しませて呉れているが、滞在時間は少なくなって来ている。
庭の彼方此方で色々な虫や蚯蚓を頻繁に見掛ける様になったから彼等も確り食べているに違いない。
標高500m弱の我が家でそうなのだから、彼等の本来の棲息地でもそろそろ虫が活動し出すだろう。
そうなると、もう我が家に止まる理由は無くなり何かを切っ掛けに還って行く事だろう。
それにしても今年は三葉躑躅が咲く迄居て呉れたので本当に沢山の写真を撮る事が出来た。
他にも色々な野鳥が来ているのに写すのは専ら瑠璃鶲のみだ。
4月になれば直ぐにも還るかもと思っていたのに意外と長く居て楽しませて呉れているのは有難い。
本来なら大瑠璃、駒鳥、黄鶲等を写しに出掛けている筈だろうが、このコロナ禍故私は自粛しているが結構大勢が鳥を求めて出掛けているらしい。
開けた場所であってもお目当ての鳥を狙って狭い処に大勢が塊って、しかもどうでも良い事をベラベラ喋り乍写すのであるからクラスターでも発生しなければ良いのだが・・・















後何日居て呉れるのやら、知る術も無いが彼等のお陰でコロナ禍のストレスから開放されたのは紛れもない事実である。
我が庭には未だ花鶏が沢山居座っているし、白腹も雌雄が居るし、反面もう虫喰いも来ているし、黄鶲らしき声も聴こえたし、柄長や四十雀が虫を咥えて翔んでいるのはまさか子育て中?
何れにしても狭い我が庭で、広い世間の縮図を見ているいる様だ。
結局雌は10日を最後に現れなくなった。
結論を先に書けば雄は20日迄現れて、それ以降は確認出来ていないから還ったのであろう?
予想では4月の第一週から第二週に懸かる位で還るだろうと踏んでいたので、10日以上長く居た事になる。
今春は桜が特にかったが三葉躑躅は略例年通りだし、他のも標高 500mの我が庭では然程早い訳でも無くて大体例年通りであった。
4月の中頃位からは色々な木々の新緑が芽吹き出し瑠璃鶲の羽根の色が一段と美しく見えた。
その頃になると虫類の活動も活発になるのか、色々な鳥が彼方此方でホバリングしながら虫を捕っている光景が見られる。
勿論瑠璃鶲もホバリングしながら虫を捕っては食べている。
一層の事、此の儘通年居着いて呉れても良いのにと得手勝手な事を想い乍眺めていたものである。
居着か無くても7ヶ月もすれば又遣ってくるであろうし、その時は背中のバフ色も消えて一段と瑠璃色が冴え更に美しくなっている筈であろうから今から楽しみである。
ところで我が庭には雄だけで無く雌も時々ではあるが来ていたので一層の事居着いて呉れないかなと思っていたら、何と3月14日からは雌も毎日決まった時間に訪れる様になったから居着いたのだろう。
逸る気持ちを抑えて4日間は撮影を辛抱した。で、18日からブラインドを立てて距離数mから写し始めた。
勿論最初はそれ也に警戒してはいるが、雄程ナイーヴでは無さそうで割と平気でブラインドの傍迄寄って来るではないか。
余り近付かれてもピントが合わないから有り難くは無いが、近寄って来ない個体や直ぐ逃げる個体よりは余程有難いものである。この調子なら最短撮影距離にも挑戦出来そうだ。
翌日からは数m離れたらブラインド無しで撮影しているが、何の違和感も無く何日も前からそうしている様な感覚である。
7〜8mも離れたら無理であるが、数m以内位ならレンズ越しに結構個体差が判るものである。
性格だけでも横着そうなのやら、ナイーヴなのやら、天真爛漫なのか鈍感なのか殆ど怖がらないのやら色々なのが居るから面白い。

集団で来る種類では判らないが、単独で来る肉食系のは略必ず同じルートで来るものであり、鶯等は止まる枝の順番迄同じである事が多い。
餌を採る場所にも個体差があるので、その積もりで観察すれば面白いかとは思うが撮影が目的なのでそこ迄する積もりは毛頭無い。
来始めた頃は場所の観察から徐々に慣れて行く様であるが、何しろ色々な種類の野鳥が沢山居るので或る意味安心なのかも知れない。

枝に止まって周囲をジックリ観察する。公園等と違い個人の家の庭なので狭い処に沢山居るものだから、鳥の密度は比較にならない位濃いので戸惑っているのかも?
雄はこういう状況だと諦めて何処かへ飛び去る事が多いが、流石雌は落ち着いたものである。ジックリ丁寧に餌の居そうな処を観察しているのであろう。

やがて餌を見付けたのか・・・此処は雑穀を主に食べる鳥以外は大抵のが餌を求めて遣って来る。
山雀には苔の下に向日葵の種子を隠すのが何羽も居るし、それを直ぐに横盗りするのも居る。
彼等の行動は何時間観ていても飽きる事は無い。
ところで、この雌は昨季来ていたのとは違いかなり大胆な性格の様である。
雄と違って近くに四十雀や山雀が来たら追い払うのである。そうそう、昨季の尉鶲の雄の様だ。彼は1羽の目白以外他のは全て追い払った。
しかし乍先に我が庭を縄張りにした、謂わば先住民の雄には追い払われる事もある。あのナイーヴな雄がこの雌に対してだけは威厳を示しているのである。人間の感覚では単に強い弱いで決まりそうに思うが、どうもそうでは無さそうだ。












今季のナイーヴな雄は直ぐにとは行か無かったが、割と大らかで大胆な雌は意外に早く最短撮影距離で撮らせて呉れた。
とは言え勿論ブラインドの中からではあるしレンズを振ると大袈裟に反応し、どうかすると逃げて仕舞う。
なので構図を決めるにもレンズは慎重に動かさなければならないし、そもそも構図を決めると言っても実際には画面内に鳥の貌を捉えるのが精一杯である。
それで尚且つ眼球か目頭辺にピント枠を合わせなければならない。文字にするとたったこれだけの事であるが雲台は左右に何10度も振る事になる。
その度毎に鳥の貌は画面からは一旦消えるので、鳥認識AFは何の役にも立たない。
ファインダー越しにではあるが可愛く、しかし強かな貌を観ているとそれだけで癒される。
気の早いのはそろそろ帰ろうかという時期に遣って来て楽しませて呉れているが、果たして何時迄居て呉れるのやら?
それにしても家に居乍にして瑠璃鶲の雄も雌も楽に撮れるなんて本当に有難い事である。
ところで、4月2日には雄も雌も姿を見せ無い。
今年は桜も随分早く咲き、渡り鳥の帰りも例年より早いらしいので瑠璃鶲が山へ帰ったとしても何等不思議では無く、寧ろ当然だろう。とは言え虚脱状態と言うのは大袈裟だが、何とは無く寂しくて何度も何度も庭の彼等が良く止まる枝を眺めたものだ。結局その日は雌雄共現れ無かった。
翌日、略何時も通りに雄が来たので早速撮影機材をセットして撮った。
最近はスノードロップやクリスマスローズの鉢で餌を獲る事が多いが、何方もそろそろ終わりかけている。
雄は3日以降も順調に来てはいるが滞在時間は短くなっていて、そろそろかなと思わせられる。
雌は6日になってやっと現れたが、それもほんの少し居ただけで姿を見掛け無くなった。
高が一羽の野鳥の事なのに随分と気を揉ませられて、年頃の娘が外泊した親の気持ちが解った様な気がしたものだ。
我が家の庭で写していると言ったら「嘘だろう」と言われた。
態々居そうな場所へ出向いて、それでもお目当ての雄は現れず雌だけで我慢して帰って来る事も多いのに、家に居乍にしてなんて許せ無いらしい。
ならば庭で写しているところを公開しよう。















リモート撮影はSONY α7R4に24〜100mmを着けて、置きピンにしてみた。
止まりそうな場所へピント枠を置いてターゲットAFにしても良いかと思ったが、兎に角置きピンで試してみた結果何等問題は無かった。
前で写し乍、リモコンを操作して後方のカメラでも写すなんて贅沢だなあー!
欠点は木の上から山雀に糞を落とされる事である。
それより怖いのはレンズを嘴でコンコンされないかと心配でもある。
ま、しかし野生の生き物相手の事なので何が起こっても笑って済ませる位の余裕が無ければとは思っている。

前後なのか左右なのかは兎も角、二つのレンズに挟まれてどうなのかなと少しは危惧したが彼等は写される事に慣れっ子になっているので普段と何等変わり無く餌を探している。
昨季(2019年晩秋〜2020年春)は庭に尉鶲の雄と瑠璃鶲の雌が居着いた。
今季(2020年晩秋〜)も彼や彼女が戻って来るかと期待していたが駄目だった。
10月18日の結婚記念日に尉鶲の雄が来たが、翌日には来なかった。そもそも昨季のジョーとは背中の紋の形が少し違っていた。
11月20日、11月27日にも来た。そしてその個体は勝手口の扉迄来たのでてっきりジョーかと思ったが、又々違った。
その間、瑠璃鶲の雄も雌も来たが2〜3回来てそれっ切りだ。
そして12月7日に又瑠璃鶲の雄が来た。
撮影したいのをグッと堪えて、ソッと見守った。その甲斐あってか翌日も、更にその翌日も来た。
何と無く居着きそうな気がしたので12月12日からブラインドを用意して撮影する事にした。

山から下りて来たばかりなのか痩せて見えた。
翌日からは一日おき位に写しているが、どうやら我が庭を縄張りにして居着く積もりらしい。

2〜3日経つとふっくらして随分綺麗になった様な気がする。
この頃になると大体の順路も見当が付き、来る時刻も凡そ決まっているがそれでも午前中に2度位来た切りで
午後には見掛け無い。

先ずは垣根の近くの萩の枝に止まって、庭の様子を伺う。何しろ山雀、目白、四十雀、花鶏、雀、鵯、白腹等
が飛び回って餌を啄ばんでいるのでかなり賑やかなのだ。
この個体は昨季の尉鶲のジョーみたいに気は強く無さそうだ。
とは言え慣れて呉れば又違う面を見せる様になるかも知れないが!
















それにしても我が家の庭に居乍らにして瑠璃鶲の雄を撮り放題とは、何とも有難い事だ。
勿論私も人並みに色々な処へ鳥撮りに出掛けたいが、今の時期は自粛して殆ど何処へも出掛けてはいない。
気になる鳥でも出ていようものなら暇な爺さんだらけで正に密である。
しかも鳥撮りとは何の関係も無い、全くどうでも良い四方山話をそれも大きな声で・・・本当に鳥を撮りたいのなら、特にこの様な時期なのだから黙って撮れば良いのに。
幸いそういう状況に身を置く必要の無い環境に暮らせている事に感謝しなければ!
ま、それは兎も角瑠璃鶲の雄は居着いて呉れたので上手くすれば春先迄写せるかも知れない。
更には時々雌も見掛けるが、これはどうやら何かの拍子に立ち寄っただけの様である。
それに雌は昨季タップリ写せたので、今季は雄を思い切り写してみたいものだ。
とは言え昨季のジョーの様に此方の思い通りに・・・と言うより此方の気持ちを先読みした様な行動をとれるかとなると、それは無理だろう。
ま、しかし其所迄して呉れ無くても毎日数回顔を出して呉れたらかなり色々なのが撮れる事だろうから、それで十分で有る。
現に撮り出してから三週間と少しだが結構色々なのが撮れたし、思っていた様なのも撮れたのは幸いだ。
更に欲を言うなら思い懸け無い様なのが撮れたらなと・・・否々そこ迄は言うまい。












昨季の雌は近付かせて呉れ無かったが、今季の雄はかなり近く迄許容して呉れている様だ。
とは言え昨季のジョーの様には無理だろうな?何しろ奴はマクロレンズの最短撮影距離近く迄寄って来て呉れた。
カメラやレンズや椅子にも止まった。活けた花に止まって欲しいと思えば、まるで此方の心を見透かしたかの様に活けている途中から枝に止まった。
鳥の性格から、それを瑠璃鶲に望むのは無理と言うものだろうし、期待もしていない。
この個体はオットリした性格の様で、ジョーの様に他の鳥を追い払う事も無く、寧ろ場所を譲っている様だ。
顔立ちも優しく見えるが、正面顔は流石に威厳が有る。

山雀、目白、四十雀等は殆ど諍いを起こす事も無いし、雀や花鶏も仲良く餌を啄ばんでいるけれど鶲類は孤独で常に一羽切りで居て、良く尾を振っている。
どうやら彼は居着いた様なので、これからは瑠璃鶲の写真が増えそうだ。
どの様な写真を撮らせて呉れるのか今から楽しみである。
写真は撮れ次第更新して行く積もりだから、忙しくなりそうだ。

素心蝋梅の黄色に瑠璃鶲の体色が映えて美しい。
目白は蜜を吸う為に良く止まるけれど、瑠璃鶲は用が無いから滅多に止まらないので仲々撮れなかった。

今迄に蝋梅に止まるのは見た事が無いが、それにしてもこの色の対比は美しい。
同じ黄色でもミモザでは何と無く雰囲気が合いそうに無いし、この2枚は仲々気に入っている。









寒い真冬の苔の下にも何かしら餌になる虫が居るものである。
気配を感じ取ったらジッと辛抱強く待ち、餌が動いて存在が確認出来たら電光石火の早業で仕留める。