庭鳥の肖像
雀の肖像

日本人に一番馴染み深い野鳥が雀だというのに異論は無いだろう。
何処にでも極く普通に見られる雀が、近年地球的規模で大幅に減っているという記事を読み、雀の増殖に少しでも協力出来ればと庭に玄米茶の出涸らしやパン屑を撒いて遣る事にした。
その所為かここ数年、少なくとも我が家の庭では間違いなく増えた様に思う。

雀は一般的には可愛い小鳥という事になっていると思われるが、果たして本当にそうだろうか?
確かに巣立ち直後位の雛はそれ也に可愛くはあるが、それでも少し経つと生きて行かんが為の術を身に付け、顔立ちもそれに連れて逞しく、強かになってくるものである。
この写真の個体だってほんの一ヶ月前迄は可愛かったが、この射竦める様な眼光の逞しさ強かさはどうだ!

巣立って数ヶ月も経たないのにこの貫禄!
これでないと野生では生き延びられないのだろう。

この個体は巣立ってからどれ程も経ってはいないが、既に親はもう餌を運んでは呉ないから自分で獲らなければならない。
数ヶ月もしない内に餌の少ない冬が来るので、それに対処出来る体力を保っておかないと鷂や鴉の餌になるだけであろう。

こちらは成鳥であるが、だからといって簡単に冬が越せる訳ではなかろう。
雀の舌は小さい茗荷みたいに見える。

餌を摂りながらも常に上空の鷂等への警戒は怠らない。
少しの油断次第では自らが餌になってしまうのが野生である。
彼等の目は常に真剣そのもので、冒し難い威厳を感じる。


何も目の下にダニが食い込んでいる。
雀にダニが付いているのはそれ程見た事がないし、目白では全く見た事がないが何か理由でもあるのだろうか?
取り敢えず8枚の写真をUPしてみたが、どの個体も鋭い眼光をしている。
可愛いと思われている雀はであるが、こんなにも鋭い眼光をしていたのかと思われた人もいるのではなかろうか?