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野鳥撮影機材

​撮影機材情報

或る時、カメラメーカーの技術者だと言う人と話す機会があった。

彼曰く「私は技術者として長くAF 技術の向上に携わり、心血を注いで来ました。結果、今の日本のAF技術は

世界でも抜きん出ているものと自負しています。その成果を確認する為にプロより一般ユーザーのHPやブログを良く覗いています。そこで目にするのはAF 技術が見事に役立っているケースと、正反対のケースです。今のAF機能は本当に見事に合焦させて呉れます。猿にカメラを持たせてもガチピンの写真が撮れる筈ですよ。」

「HP やブログで素晴らしいピントの写真を目にすると嬉しくなりますが、その逆の場合だと何故確り合焦させられないのだろうと落ち込む事も多いですが・・・」

「特に野鳥写真の場合、写真を観る限りはかなり良い条件だと思えるのに酷いピンボケで、しかも使用機材が我が社のだと悲しくなりますよ。」

「時には、この状況で何故ピントが合っていないのだろう・・・設定で AF にするのを忘れたかなと思う事もあり、それならそれでボケてブレた写真なんぞUP するなよと言いたくなりますよ。」等と結構饒舌だった。

実は私も野鳥写真を楽しんでいます。」と言うと、是非見たいと言うのでスマホに保存してあるのを見せたら「これ位確りピントが合っていると気持ち良いですね。」と通り相場の愛想を聴かされたので「殆どは鳥の瞳AF を遣っていませんよ。」と言うと驚いて「それは何故ですか?」と訊ねて来た。

「鳥の瞳 AF とは言っても、必ずしも瞳では無くて円や楕円等の物に合焦させる事が結構多いし、ピントの山も瞳では無く目頭や目尻に来る事も多いので役に立たない。」と応えると「そこ迄シヴィアなピントが必要ですか?」と言うので「その程度の精度で鳥の瞳AF と呼ぶのは烏滸がましくありませんか?」と皮肉っぽく返すと「目頭でも目尻でも目にさえピントが合っていれば十分だと言う認識でした。」と答えて来たのは案の定思っていた通りであった。

「鳥の瞳 AF 」と謳う以上は、文字通り「鳥の瞳」に合焦させて呉ないのなら誇大表現ではあるが別にそれを兎や角言う積もりは無い。

時には思わぬ位見事に、狙ったところに合焦させて呉れている事もあるのだから臨機応変に使い分ければ良いだけの事である。

現状は未だ過渡期で、やがて思い通りの位置に確り合焦させて呉れる素晴らしい「鳥の瞳 AF 」が完成するものと期待している。

只、その頃迄元気で撮影しているかどうかと言う事になると、多分無理だろうが。

白い鏡胴のレンズが嫌いなので一本を除いてレンズカヴァーを着けている。

最初に購入したのは米国・レンズコート社の製品で、予想通りかなり粗雑な作りだった。

​元々が高価なのか、代理店が利益を貪っているのかは知る由も無いが、この作りでこの価格は無いだろうと思える代物で二度と買う事は有り得ないし、他人に奨める事も絶対に無い。

そもそもレンズカヴァーが何の役に立つのかと言われれば、ファッション的な感覚で使う人が殆どだろう。

​私自身も白い鏡胴を隠すのと、落ちて来る樹脂対策が全てである

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悪口を書きたい訳では無いが、そう成らざるを得ない位酷い作りの商品である。

SONY 600mm/4 は仲々美しいレンズなので外してしまおうかと迷っているところであるが、面倒臭いので着けた儘にしている。

両端は裁ち落としただけなので解れて来て汚らしい事この上ない。

勿論縫製が雑なので縫い口から解れて来るのは言うまでも無いし、操作部が透明な樹脂製品で覆われているので頗る操作性が悪くてイライラする事がある。

​これ以上悪口は書きたく無いので、これで終わり。

最近購入した SONY 300mm/2,8 には評判の良い中国・ ROLANPRO 社製のを購入した。

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米国・レンズコート社製のとは比較にならない位良く出来ていて、略文句は無い。

縫製に関して言えば、これが衣料品なら嫌だがレンズカヴァーなら文句を言う程の事もあるまい。

黒い縁取りは好みの分かれる​ところだろうが、私は特に気にはならない。

​米国・レンズコート社製のと違い、かなりキッチリ作られているので被せるのにはそれ也にコツがいるが、それとて然程大袈裟な事では無く確り被せた後の見事さを見れば何と言う程の事でもあるまい。

釦位置も確り合っているし、それ以上に操作部が上手く処理されていてとても扱い易そうだ。

それに個人的にはどうでも良いが生地も雨に強そうに感じるのは、そういう使い方をする人には大事だろう。

ROLANPRO 社製のが思いの外良かったので ZUIKO 150〜400mm 用にも同じ物をと思ったが、色々なメーカーのを試してみるのも良かろうと CHASING BIRDS 社製のにしてみた。

​黒い縁取りが無い以外殆ど変わるところが無い位良く似ている。

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​何方かと言えば縁取りは黒く無い方がスッキリしていて、個人的には此方が気に入った。

​ズームレンズの焦点距離も確認し易い。

操作部の仕上げ方も ROLANPRO 社製のと同じである。

中国製品には矢鱈 OEM が多く、メーカー名のロゴを変えただけという製品が五万とある。

多分この二つもそうだろうと思われる位良く似ている。

その事自体はどうでも良いが、是等の商品が米国製品の半額で売られているのだから円安の今は特に有難く感じられる。

中国製品には何かと問題も多いが、撮影結果に影響無さそうな物は結構使用して来たし、今後もそうする積もりである。

是等は正にその見本みたいな物だろう。

​世間で良く言われるコストパフォーマンスは一切気にしないが、とは言え安いに越した事は無い。

野鳥をそれ也に確り撮影するには言う迄も無く或るレベル以上の写真機と長玉(所謂、超望遠レンズ)が必要になる。

どれ位の焦点距離が要るかは望む画次第だが、何れにしても結構な費用と技術抜きには撮れるものでは無い。

今の時代、世の中には沢山の商品が溢れ返りいざとなると何れを選べば良いのか迷わない人は居ないのでは無かろうかと思う。

勿論私も大いに迷い、迷う事を愉しんでいる面もあるが、其れも又趣味の愉しみの内の一つでもあろう。

それは兎も角、溢れ返っている沢山の商品の中から何れを選ぶかはとても大事な事であり、そこで選び間違えては出来上がる写真に大きな差が出るであろう。

溢れ返っている沢山の商品の中には役に立た無い物も結構有り、酷いのになると端っから騙すのが目的なのも有る。

騙され無い様に観る目を養って大いに愉しもうではありませんか。

その為には情報が必要であるが情報過多の今、正しい情報とそうで無い情報の取捨選択は仲々に難しい問題である。

​最初に紹介するのはジンバル雲台好きの私にはかなり良さそうに見えたが、実は役に立たなかったジンバル雲台FotoPro E6Hである。

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ジンバル雲台が好きな私はNet の写真を見て興味を持ち、色々検索してみたが中華製という以外詳しい事は殆んど判らない。

それでも、其の儘でトップマウントとサイドマウントの両方に使い分けが可能な事や、Jアーム(ヴァーチカルアーム)の角度を変えられる機構は長短両方考えられるけれど仲々面白ろそうだ。

​この角度から見る限りは極普通の小振りなトップマウントジンバル雲台であるが・・・

​そうそう、レンズの三脚座とアルカスイス互換のクイックリリース・クランプの間に一枚のプレートを挟んでいるのを覚えておいて欲しい。

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​反対側から見ると・・・これが何を現しているかお解りだろうか?

余りにJ アーム(ヴァーチカルアーム)の天地が短か過ぎてチルトの回転軸と光軸の高さを揃えられ無いのであるが、ジンバル雲台である以上こんな事は想像すら出来無かった。

​一体どの様な人が設計したのだろうかと思わずにはいられ無いが、それにも増して不思議なのはこんな酷い物に良くも製造許可が降りたなと、更に言えばよくも売り出したものだと呆れ返る次第である。

​普通に考えたらこんな商品が売れる筈は無いのだから、メーカーに騙す気は無かったものと思われるのがせめてもの救いではある。

​勿論バランスが執れる筈は無く、使い物になら無い代物である。

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​此方はサイドマウント状態であり、チルト軸と光軸は一致しているのでバランスは執れて使える。

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チルト軸とパン軸の間隔が狭いので仰角、俯角共少なめである。

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​それを補う為の機構がこれで、Jアームが前後に其々90度倒れる。

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上はサイドマウントでJアームが垂直状態。

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​上はサイドマウントで Jアームを手前に45度倒した状態である。

​カメラが脚に干渉しない様に少し位置をズラせて遣れば殆ど真上近く迄使用可能である。

上はサイドマウントでJアームが垂直状態。

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トップマウントではバランスが執れないので意味は無いが、それでも仰角、俯角其々此処迄使用可能なのだからJアームが倒れる機構の有難味は大きいものがある。

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この雲台のもう一つの大きな欠点はクイックリリース・クランプの蟻溝の天地が浅過ぎて殆どのアルカスイス互換クイックリリース・プレートが入らない事だ。

勿論抜き差し可能なクイックリリース・プレートが付属してはいるが手持ちの殆どは駄目だったし、Kirk等の有名処のも駄目だった。

一枚目のOlympus OM-1+150〜400mmの写真の説明で「覚えておいて欲しい」と書いたのはこの事であり、元々アルカスイス互換のクイックリリース・プレート付きなのに、それに態々別のプレートを履かせるなんて余りに馬鹿気ていて話しにならない。

設計段階でほんの少しだけ蟻溝の天地を拡げれば事足りたのに、たったそれだけの気遣いが出来なかったのだろうか?

勿論、判っていれば買わ無かったけれど乏しい情報では気にはなったが、発売されているのだからまさかこんな事になろうとは思いもしなかった。

​チルト軸とパン軸の間隔の問題と、クイックリリース・クランプの問題が解決されたら欲しい雲台であるが、今回は返却するしか無さそうだ。

最初に目にしたのは評論家かカメラマンが紹介していた記事だったかと思うが、多分其奴は自分では使うのは愚か、触ってもいないのでは無いかと思う。

触れば、その時点で使い物にならない代物だと直ぐに判る筈である。それとも其奴は小銭に目が眩んで提灯記事を書いたのではないだろうか。

私がその事を知る術は無いが、どうせ日本の評論家なんて輩は提灯記事で飯を喰っている様なのが殆どで、彼の「あらえびす(野村胡堂)」なんて存在は例外中の例外であろう。

本機では無くもっと大きなE9というのを浅沼商会が扱っているが、何故かこのE6Hは扱っていない・・・らしい。

​その理由らしきものが解った様な気がする・・・!

追伸

元々本当に欲しかったのは E9 なので浅沼商会に問い合わせた。

ネットショップで三脚とセットでしか売らないと言う。それはそれで仕方無いが、肝腎のクイックリリース・クランプの蟻溝の深さと、トップマウント時にバランスが執れるかと言う問題だが明確な解答はして呉れず、メーカーに問い合わせているが蟻溝の件は多分厳しそうだと言う。その程度の事をメーカーに問い合わせると言うのは浅沼商会では検証していないって事だろう。

検証も何もってアルカスイス互換のプレートを、FotoPro E9のクランプに挟んでみるだけの事でしかないのだから直ぐに出来るのにそれすら遣ろうとしない様では話にならない。

浅沼商会ともあろう老舗が自社で売ろうとする商品を検証すらしないなんて私には考えられないが、ユーザーを小馬鹿にした所業ではないか。

キチンと使えるのかどうかも判らない商品を、さも素晴らしいかの如くに喧伝して売ろうとするのだから呆れて空いた口が塞がらない。

​こんないい加減なメーカーや無責任な代理店に騙されない様にしなきゃ!

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