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​鳥の貌/山雀

一般的には一番人を怖がらない、或いは一番人に懐き易い野鳥という事が言えるだろう。

実際、掌から餌を食べる山雀が至る処に居る事は良く知られているし、我が家でも何羽もがそうしている。

掌に来る個体は近くに餌が在っても掌に来るし、来ない個体は絶対に来ない。

その差が何なのかは知る由も無いが、単に好奇心や警戒心の差なのだろうか?

 

それどころか朝は餌の置いてあるガレージの扉の前で待ってもいるし、餌を遣ろうと扉を開けるとガレージに入って来るのも居るし、頭や肩に止まったりもする。

ガレージの前の陽溜まりで爪を切っていたりすると態々傍へ来て覗き込んだり、中には鋏に止まろうとする勇敢と言うのか鈍感と言うのか、そんなのも居る。

 

ウッカリ撮影機材の傍を離れると直ぐに興味深く止まるので、糞を懸けられる怖れがある。

私が山雀を撮る時にブラインドに入るのは、山雀を脅かさない為では無くて糞害を避ける為である。

何しろレンズ・フードの中へ入って来たのが居たが、あの丈夫そうな嘴でレンズをコンコンされたら堪らないな。

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何を見付けたのだろうか、好奇心に爛爛と輝く眼。

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何にでも興味を示して、色々な処へ頭を突っ込むからか結構ゴミがくっ付いている。

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其の点この個体は綺麗だ。

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顔も良く観るとお人好しそうなのや・・・

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気の強そうなのが居る。

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ブラインドの中と外で目が合ったら、話し掛けて来る様な仕種をするのがいる。

その表情を観ている限り、本当に話し掛けられているのだと私は思っている。

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聡明そうな目をした個体。

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時には、もう餌が無いぞ・・・だったり、傍へ来るな・・・だったり。

しかし、少なくとも餌のおねだりは間違い無く要求しているのが判る。

何しろ餌を容器に入れて枝に吊るす前に、私が持っている容器に群がって食べているのだから。

掌に乗せて遣ると直ぐに食べに来るが、其の時でも全く無警戒な個体とそれ也に警戒する個体とが居る。

警戒しない個体は私を見慣れていて安心しているのだろうが、他所ではどうなのだろうかと気に懸かる。

お前がそういう悪い癖を付けたのだろうと言われれば、確かにそうだけど警戒心の強い個体は掌から餌を食べはしても絶対に慣れる事は無い。

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口を大きく開けて何を訴えているのだろうか?

動けば後に付いて来て迄何かしら「グジュ、グジュ」言っているのが居る。

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少なくとも柔和な表情ではある。

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何と無く嬉しそうに見えるのだが・・・考え過ぎだろうか?

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目尻の上にダニが・・・

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目を閉じる寸前、瞬膜も閉じ掛かっている。 

 

飼っている時にも色々な芸を仕込んだりして遊んだものだが、庭でも餌を色々な場所に隠したりしてみた。

何を根拠に探すのか判らないが、それでも見事に見付けるものである。

生命が懸かっているのであるから、それはもう必死なのだろうと思う・・・なのでもう隠すのは止めた。

 

五雀の類は貯食癖があり、勿論個体差はあるが食べ乍らも結構貯食にも励んでいるものである。

野生では冬は餌が乏しいから溜め込んだのを食べるのは当然だろうが、我が庭では餌は豊富にあるからそんなには丁寧に探し出して食べている風は無い。

寧ろ他のが隠したのを別のが見ていて、直ぐに穿じ繰り出して食べている光景は何度も目にしている。

生命に関わる切羽詰まった状況では無いので微笑ましく眺めていられるが、野生ならそうは行くまい。

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