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野鳥撮影

2017年5月、唐突に野鳥の写真を撮りたいと思った。

想えば野鳥との関わりは65年前に遡る。

小学三年生に成り立ての頃、当時京都に住んでいた私は近所の人の奨めで和鳥(日本に棲む野鳥)を飼う事になった。

ところが何と、奨められたのは日本三鳴鳥の一つ大瑠璃であった。

大瑠璃1.jpg

普通なら飼い始めは大抵丈夫で飼い易い目白か山雀と相場は決まっていたから、まさか大瑠璃とは思いもしなかったが美しい瑠璃色のその鳥を見て一目で気に入った。

それからは鳥飼いにのめり込み、以後9年間に可成りの種類の和鳥を相当数飼ったものである。

 

青鵐、赤髭、鵤、鶯、鶉、鷽、柄長、大瑠璃、河原鶸、菊戴、小雀、小啄木鳥、駒鳥、四十雀、尉鶲、白腹、雀、鶫、燕(雛)、野路子、日雀、雲雀、木鷚、頬白、真鶸、鷦鷯、深山頬白、目白、鵙(雛)、山雀・・・他多分30種類以上飼った様に思う。

 

中学二年生からは鳥獲りにものめり込み、主に市内北部の鷹ヶ峰や宝ヶ池、深泥池等、更には芹生、花背峠、百井峠に卒塔婆峠から狼峠等へもバスや自転車で行ける範囲を霞網と鳥黐と囮を入れたリュックサックを担いで遊び廻った。

和鳥飼いの目的は良い声で囀るのを楽しむ事であり、洋鳥の様に繁殖は行わない。

なので鳥獲りも成る可く良い声で囀りそうな、若くて健康な個体を手に入れたいが為である。

 

閑話休題

況やこの歳より始める趣味としては体力的に厳しいのは覚悟の上の事。

鳥撮りとしては少しでも多くの種類を撮りたいと思うのは当然の事、就中珍鳥となれば尚更の事と雖も我が体力を顧みればそれが無理なのは百も承知の事故諦めざるを得ない。

八ヶ岳中腹に住み始めた時は未だ50歳になっていなかった。

何故、その頃から始めなかったかと悔やまれるが後の祭り、歳相応の楽しみ方もあるだろうと前向きに考える事にした。

それで比較的身近なのをコツコツと撮る事に徹しようと決めた。

それと他の方のブログ等見ていると殆ど毎日の様に鳥撮りに出掛けている様だが、多趣味の私にはそんな事はとても無理である。幾ら鳥が好きで鳥撮りがしてみたいとは言え、せいぜい週に1~2回が限度だろう。

​それ以外は庭へ来る、さして珍しくも無い鳥を写すしか無さそうである。しかし、それも考え様で重い機材を担いで歩き回る事も無くて年寄り向きだとポジティヴに捉えよう。

それに7~9月は熱中症が怖いから余程の事が無い限り鳥撮りどころでは無い。

 

ところで腰に爆弾を抱えている私は機材の重さを考えると頭が痛いが、かと言って俗に言うコンデジで撮ろうとは流石に思わない。

鳥の写真と言っても景色の中に鳥が比較的大きく写っている、ま謂わば状況写真には殆ど興味が無く出来るだけ大きくハッキリと写したいのである。

毛穴や髭一本一本迄鮮明に写っているポートレートの様なのを写したい。

只、単に漫然と鳥が写っているだけで良いのなら高価で、しかも重い機材を買って迄写す事は無いであろう。

その鳥が、今何をしようとしているのかが判る様な、或いは判らない迄も想像位は出来る様な写真で無いと苦労して迄写す価値は無かろうかと思うが、果たしてそんな写真が撮れるのやら・・・。

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